このオリンピック。
男子サッカーはメダルを取れるんじゃないかと、ワクワクしていた。
予選リーグで勝利した相手、メキシコとの最後のメダルをかけた戦いがあった。
時間が変更になり、いつものルーティーンを繰り上げて、キックオフ時間に間に合わせた。
前半、日本は自陣から出ることがほとんどなかった。
メキシコの徹底的な守りと攻めにより、思うように動けずもがいているように見えた。
だけど、、、うん。
もしかしたら、もしかするんじゃないか。
そう思っていた。
2点取られ、1点を返した。
そしてまた1点取られる。
なんども惜しいシーンはあった。
すごく興奮した。
メキシコは、守りがすごかった。
一見、スペースができているように見えるが、ただそう見えるだけ。
スペースの下にはアリジゴクが潜んでいる、そんなポジショニングだった。
久保選手と堂安選手の嗅覚。
相馬選手の縦横無尽に駆け回るタフさ。しつこさ。
そして、絶妙なトラップ。足元。
エンジンをふかし、フルスロットルで走り出す瞬発力。
エリア内にて、久保選手と堂安選手の互いを感じているかのような、掛け合い。
田中選手も、おしかった。
一瞬一瞬を食い入るように見つめた。
だけど、無常にも試合終了の合図。。。。
今回の審判にもちょっと言いたいところはあるけど。
例えば、全然ありえないところでのイエロー判定。
え?ていうところでのファウルジャッジ。
相手国ひいきなのかな?と思ったら、同じように相手国にもジャッジ。
うーーーん。
見えてないのかな?
時々、よそ見して走ってることあったよね。
最初はね、
(オフサイドラインとかも気にしながらやってるのかな?)
と思ったんだよね。
でもなんか違和感感じちゃった。
試合終了、久保選手が倒れこんで号泣しているのを見て、泣いてしまった。
画面越しにもらい泣きをしてしまった。
あんなに、どんなときもきゅっと唇かみしめて頑張っていた選手が。
あんだけ感情あらわに号泣をしている。
やっぱり、悔しいものは悔しい。
それが一生懸命すぎればすぎるほど。
私は、奄美でのフットサルに女子チームで参加したことが一度だけある。
そのとき、一生懸命だったけど勝てなかった。
初参加で、3位。
私は申し訳なさを感じた。
私が入ったばかりに、3位になってごめんなさい。
優勝とかしてたチームなのに、私が参加したばかりに。。。。
誘ってくれた女の子は、
「優勝したこともあるけど、3位になれなかったこともある。2位のときもあった。
急遽誘ったのに、3位をくれてありがとうございます」
と、言ってくれた。
私は、負けたゲームの時に泣くことはなかった。
ただただ、茫然としていただけだった。
島内での女子フットサル大会でもそうだ。
優勝したチームと初戦であたって、一番の接戦をしたんだけど。
負けた。悔しかった。
でも、涙は出なかった。
ただ、悔しくて悔しくて。
結局、優勝チームと一番の接戦をしたうちのチームは、ビリになった。
そのときにはもう、悔しさもなかった。
笑えた。
ただただおかしかった。
どれだけ強いチームと大接戦を繰り広げようが、結果は最下位。
全員が、優勝を目指すようなチームじゃないと、勝てることはない。
日本代表チームは、その心があった。
だから、悔しくて涙が出たんだ。
久保選手はかっこよかった。
人目もはばからず、心のままに号泣した。
かっこよかった。
私も泣いてみたい。
もちろん、悔し泣きより、うれし泣きがしたいんだけどね。